通水検査はそんなに痛くなかった
I婦人科、何回か行ってやっと慣れてきた。先生の顔をやっと冷静に見られるようになった。
そして今回はついに通水検査ができた。
(前回は1週間早く排卵日が来てできなかった。)
内診してもらって、排卵日まで4日以上あると確認してもらい、通水検査に入る。
「今から子宮に水を入れます。」(水は温もりのあるお湯のような温度)
「今、4分の1くらい入ってきました。」
「あと半分くらいです。」
「痛くないですか?」
「あと4分の1くらいです。」
「終わりです。」
ほんの2~3分くらいで終わった。
お会計の時にもらった紙には通水検査の内容と結果が書いてあった。
・ブドウ糖20ccと抗生剤2ccを人工授精針を用いて22cc注入し18cc通過しました。
・通水判定:通過性普通
・コメント 子宮内膜ポリープを認める
内診の時に1cm弱のポリープがあるかも、通水検査後にポリープがありますね、と言われる。これは取っても再発する可能性があるのでそのままで、と言われた。
通水検査は「通過性普通」ということもあり、激痛はなかった。
生理中の、張るような痛みというか、不快感を感じた。
とは言っても、動けないといったことはなく、20分待合室で座って待って、支払いをして帰った。抗生物質の薬を4錠もらって、食後に全部飲め、と言われて驚いた。
あと、2回めのホルモン検査をした結果は、前回よりも基準値に近くなっていた。なんなんだろう。そんなに簡単に増減するものなのか。
お昼食べて帰ろうと思い、少しにぎやかな乗換駅で降りて、駅ナカのこじゃれた食堂に入った。
500円でランチと思っていたけれど、そんな破格の値段のお店はなく、
880円のチキンカレーを食べようと思ったけれど、限定20食の1200円のミックスランチを「食ってやろう」という気持ちになって頼んだ。
ワンプレートにハンバーグ、クリームコロッケ、そして明らかに焦げた唐揚げ、ご飯、ナポリタン、サラダ。食後にコーヒー。
私はこれから何回、この駅で乗り換えて病院に向かうのだろう。いつもより豪華なお昼ごはんをゆっくり食べて、せわしなく動く人々をぼうっと眺めて。
でも地元のバスの時間に合わせて帰るためには、あと10分しか余裕ないな、帰るか、もう1本あとのバスだと2時間くらい余裕ができてしまう、いや、ゆっくりしたいけど、疲れたし、なんて考えて、席を立った。
次は月曜日に超音波検査による「排卵日の推測」をしてもらう。
ここで「もうあなたの体は排卵しません」とか絶望的なことを言われたらどうしよう、とか考えてしまう。
いやいや、なにかあっても、ただの生理不順なんだろうな。
でも、病院に行くことで気持ちが楽になってきた気がする。
心配を聞いてもらえてるからだろうか。自分に以上はないよ、と言われてるからだろうか。
なんとかなりそうな気もしてきた。もちろん、なんとかなってほしい。