【読書メモ/妊活】ポジティブ妊活 7つのルール
ポジティブ妊活7つのルール [ 田口早桐 ]
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タイトルの通り、ポジティブな気持ちになれる本です。
これまでの中で一番好きです。
「赤ちゃんが欲しい」と願う女性は、たった一人で情報を集め、知識を増やしていかなければならないのです。そして最終的な決断には、あなた自身の価値観が凝縮されるのです。
この言葉に泣きそうになりました。
冷たいようですが、実際本当に周りは冷たくて、いや、相手がどういう気持ちでいろんなアドバイスをするに関わらず、最終的な判断は自分で決めなければならない、という意味で、誰が何を言おうと冷たくなってしまう。
これから子供を育てていくと、じぶんで判断する場面はたくさんあるのだろうけど、産む・産まないを決めることも、まず初めの試練的なものかなと思いました。
私も妊娠超初期の症状は夫にも言わず、悶々と考えてました。
常識のウソ4・・基礎体温はしっかりつけよう
ここでもでてきて安心。
「妊娠しないかもしれない」という恐怖
不妊の苦しさは(中略)大きな真っ黒い不安がとぐろを巻いている感じなのです。
ある患者さんは、治療の甲斐あって妊娠したのもつかの間、流産してしまった後、次に向けての治療のお休み中に映画を見に行き、「子供のいる家庭の情景を見て、思わずポップコーンをまき散らした」と告白してくれました。
私も、妊婦さんを見ると蹴ってしまいたくなる。
マタニティマークが狙われるというのも、わかる気がする。
もちろん、実行しないけど、そういうのって自殺とかと一緒で紙一重なんじゃないかって思う。
学業成績が優秀、仕事でもバリバリ、何でも自分の努力で乗り切ってきた、そんな女性が不妊という壁にぶつかったとき、努力が形にならないことを初めて経験して、心が折れてしまう…という物語がありますね。
ほんとですよ・・・
他にも社会的再適応評定尺度(SRRS)で不妊ストレスは「85」くらいではないか、という話も面白かったです。
不妊で通院することがストレスではなくて、出口の見えない迷路みたいな状況がストレスですよね。
※リンクは著者とは関係ありませんが、社会的再適応評定尺度(SRRS)について丁寧に書かれています。
(ごめんなさい)
不妊のことについての旦那さんとの会話も関西弁の軽妙さで面白かったです。
男性って・・・難しい。
最終的に妊娠、無事出産できるかは神のみぞ知る、ですが、勇気や元気をもらいたいときはこの本がおススメです!